「IDLEWILD」OUTKAST

Idlewild

アウトキャスト久々の新譜。前作はアンドレ3000とビッグボーイがそれぞれ一枚ずつ作ったアルバムの二枚組で、特にアンドレ担当の「The Love Below」なんかはもはやヒップホップですらない、雑多な音楽性の混じり合う官能的で洗練されたポップスだったので、僕はこれは大変な名盤だと思ったわけですけど、今作もその流れでソウル、R&B、ヒップホップなどの黒人音楽を奇麗にまとめあげたセンス溢れる一枚に仕上がっております。
とりあえずシングルカットされた2曲目「Mighty "O"」は基本として、不穏なベースラインに始まり、上品なピアノにソウルフルなコーラスの乗っかる17曲目「Makes No Sense At All」や乾いた南部系ギター？の響き渡る９曲目「The Train」もいい感じ。結論として佳作。