地方ネット文化

結構前から田舎のネット文化ってものに興味があって色々調べてるんだけど、先日新たな発見。
あのですね。前略プロフってサービスあるでしょう。あれって一体誰が何の目的で使ってるのか前から非常に疑問だったのだけど、最近分かりましたよ。あれ、チャットで自己紹介代わりに貼付けるものだったのですね。つまり流動的で基点の無いチャットというウェブサービスにおいて個人の同定と情報集約、あるいは継続的なコミュニケーションのために使われるニッチな*1特定文化依存的なサービスだったわけですよ。やっと腑に落ちた。というか、もしかして一部ではこれ常識?
僕はそういう文化に全然縁がないのでよくわからないのですけど、ああいうチャットを主軸とした周辺ウェブサービスってどういう人らが利用してるかっていうと地方の中高生をはじめとする若年層だよね。で、そういう地方ネット文化とでも言うものって、どういう子らが作ってて、どういう風に浸透しているのか、調査してまとめてみると面白いのではないかと思った。ネット文化と言ってもgoogleだの、はてなだの、Web2.0だののソフィスティケートされたハイブロウなウェブカルチャーでは無くて、たとえばぱどタウンだとかフォレストページだとかそういう泥臭い、学校的日常と直結したコミュニケーションツールに基づくネット文化ですよ。恐らくああいうのは地方の文化状況とか経済状況、地域性その他様々な条件によって作り上げられてるんだと思いますよ。まあ、どんな文化もそうなのかもしれませんが、上部構造は下部構造に規定されるみたいなことを考えているわけです。
で、今のところの勝手な妄想としては、地方ネット文化って田舎の中高生あたりがその利用者になっていて、当然住んでるのは田舎なのでやること無くて暇であると。そういう状況にパソコンと、特に携帯電話の普及に伴うネット利用者層の増大が合わさって、ここにど田舎の糞ガキどもによるネット文化を生んだとか、そういうストーリーでひとつお願いします。特に地方出身者によるビジュアル系文化とネットの結びつきについて詳しく知りたいお。

*1:と言ってもその規模はかなりのものだ。