「Hangable Auto Bulb」AFX

はまぞうで出てこねえぞ。どういうこった。)

エイフェックス・ツイン名義の二つのアナログ盤「Hangable Auto Bulb EP」と「Hangable Auto Bulb EP2」をまとめて再発したもの。ドリルン・ベースものとしては最初期の作品になるのだろうか。長い間入手困難で一部ではプレミアがついていたようだ。
聴いてみる前はちょっと古くさいのかもと思っていたが、実際普通に聴ける。この音源に限らずエイフェックス・ツインの初期から中期にかけての音源はなにかある種の時代の刻印と言うか、要するに九十年代っぽさがある。それは聴く人に取っては古くさくも聞こえるのかも知れないが、僕はまさにその時代を生きた人間であるのであまり気にならなかったのかも知れない。それ以前に普通に良い曲が揃っていることもあるが。*1
個人的にプッシュしたいのは、3曲目の「Laughable Butane Bob」。なんだか、ものすごい危ういバランスで打ち鳴らされるリズムがファンキー、まさにファンキー。で、乗っかる上物はリチャードっぽいアンニュイさを備えております。良い。あと、その次の「Bit」もファンキーかつアンニュイ。良い。この感覚をアンニュイファンキーと名付ける事に決定した。
というわけで、これを機会に躊躇していた初期音源漁りに精を出してみる所存。ばぶー。

*1:しかし、これを一般人に聴かせると、「bhikkhuはこれのどこが良いと思ったの?」などと聞かれます。