「ブーゲンビリア」cocco
- アーティスト: Cocco,こっこ,根岸孝旨,石田小吉
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 1997/05/21
- メディア: CD
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わざわざ説明するまでもないかなあ。というか、復帰してたんだっけ。まあ、いいや。別に詳しいわけじゃないけど。なんと表現したらいいのか、自傷系メンヘラロッカー?coccoのメジャーファースト。僕がなぜこんなものを持っているのか、今考えてもよく思い出せない。若かったんだよ。多分。
こんなの今更聴いても面白いわけないじゃないかと思って、かけてみたら、これが結構面白かったというか、色々思うところあったわけだ。音楽的にはどうということのない九十年代ジャパニーズ・ロックなんだけどね。フィオナ・アップルとか、アラニス・モリセットとか、そんな感じ。それはまあどうでもいい。音楽的にはたしかに今更聴いても正直つまんないし。問題はあれだよ。歌詞とかね。これを聴いていた層というのがどういう子らかというのを考えるとちょっといろいろあるわけだ。椎名林檎とかもそうだよね。*1
で、こういう自意識系って見てて痛いのは確かなんだけど。なんか妙なシンパシーがあったりしないでもないというか。自意識たって、僕のとはちょっとベクトルというか発露の仕方が違うんだけどね。「ちくしょうよくもあたしをすてやがってころしてやるうううう。ギギギ。*2」的な。うわー、やなもん見ちゃった、的な。そういうのって結構新鮮に感じてしまったわけです。で、僕はこういう他人の関わるドロドロに全速力で回避運動をとってきたわけで、そういう意味ではちょっと羨ましいなあとか思ったりした。
でも、イノセントな男の子というのは放置される程度で済むことが多いけど、女の子ってその存在自体がリソースだからね。ぶっちゃけた話、収奪対象ですよ。連帯せよ、とかはいわんぜ。連帯より、収奪ですよ。栄光と残虐の血塗られた道を歩くのが英雄というものですよ。僕はこれこそ「人間的」であると言いたい。*3
何が言いたいのかか分からないと思うけど、まあ、わからなくていいや。*4多分、つめて書こうとすると陳腐な嘘になるだろうし、人は結局自分の立場でしかものを言えないのだ。唐突に終わり。