「科学する麻雀」とつげき東北(講談社現代新書)

科学する麻雀 (講談社現代新書)

科学する麻雀 (講談社現代新書)


久々に書店で初見買いしたブツ。インターネット麻雀荘東風荘」で得られた膨大な牌符データをもとに麻雀戦略を数理化するというので非常に興味を持って衝動買い。こういうのありそうだけどね。なかったの?他家のリーチにイーシャンテンから突っ張る漢ド阿呆としては読まなければなりますまい。感想。攻めに対する小生自身のスタンスは確率的にはそんなに間違っていなかったみたい。あとは、攻められたらめんどくさがらずにベタオリすることが重要らしい。その他の瑣末な技術は勝率にはあんまり影響しないらしい。特に所謂打ち回しとか手変わり待ちとかいうのは受け入れ牌の数がよほど多くない限り長期的に勝率に悪影響を与えるようだ。
この種の論理と実証に裏打ちされた方法論ものを読むたびに感じるのが「大数効果ってマジ凄い」ということ。ミクロの視点でとらえるとカオスの中にあったものが、マクロの視点で見ると驚くほど単純な秩序のなかで動いているという現実を感じさせられます。でもね、「愛」とか「存在の唯一性」とかいったものはカオスの中にこそ潜んでいるんでございますよ。幻想でしょうか。多分幻想。
(,,゜Д゜)<おいおい!女なんて星の数ほどいるっつーの!元気出せや!
ウエエン・゜・(つд∩) <でも彼女は一人しかいないんだ…
さて、というわけで、こいつを活用して憎いあんちくしょうから勝利を収めるのが本年の抱負と。
他にも、確率的に「正解」とされる戦術の根拠を関数出して示していたり、C++のソース載せていたりと凄いっす。さっぱりわからんけど。強い麻雀AIつくりたい人とかにも役立つんじゃないですかね。
どうでもいいけど、東風荘とかハンゲができないのでJgameあたりをたまにやっている。最近ちょっと飽きてきた。