「教科書に載らない日本のインターネットの歴史教科書」ばるぼら(翔泳社)
- 作者: ばるぼら
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2005/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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■概要
遅ればせながら買ってみたインターネットの歴史教科書のようなもの。内容的には日本語で読める個人サイトの歴史を軸に日本のネット文化をコラムと時系列とインタビューでまとめた本という感じ。e-zine、ウェブ日記、テキストサイト、WAREZ、アングラ掲示板、個人ニュースサイト、2ちゃんねる、P2P、FLASH、ブログとインターネット関連の話題のなかでも娯楽分野を中心として膨大な情報が詰め込まれている。そして、とにかく個人サイト関連の圧倒的な情報量には驚かされる。紹介しているサイトには今はなくなってしまったサイトも多く、資料的価値の大きい一冊であると思う。
■覚書
●個人サイトと雑誌やラジオの投稿文化との関係を指摘。p078,p077
■雑感
そういえば僕がインターネットというものに初めて触れたのが95年頃で、そのときがちょうどインターネットというものが世間の耳目に触れ始めた時期だったように思う。僕は別に個人サイトを好んでヲチしていたわけでもないので知らない話も多かった。というより、僕はインターネットに手を出した当初、主に政治関係の議論サイトを回っていたのでそこらへんの話があまり出てこないのは少し不満であったり。
はてなブックマークで各種のネタを日々追いかけているような人にはたまらないのではないかと思う。