なんかひどくのどが痛むんですけど。インフルエンザかな。だとしたら2、3年ぶり。
さすが引き蘢りだ、インフルエンザでも支障がないぜ!とか言ってみたい気分。とか思ってたらなんか鼻血とか出てるし。なんじゃこりゃ。まあいいや。
雪が降るらしい。すごく、寒いです。

「Surrounded by Silence」Prefuse73

Surrounded By Silence [帯解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC113)

Surrounded By Silence [帯解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC113)


やあやあ遠からんものは音に聞け!近くば寄って目にも見よ!ヒップホップとエレクトロニカの華麗なる融合。アトランタ出身現在スペイン在住の我らが鬼才スコット・ヘレン先生のメインプロジェクト、Prefuse73の最新アルバムがここに堂々の登場である!
であるんだけど…なんか、地味になってません?なんというか、フックがないというか、前作はじめて聞いた時のような衝撃がないというか。なんでかと思ったらいまいちまとまってないのかなあと。例えば、One Word Extinguisher (WARPCD105)の3曲目のラスト辺りなんかで特徴的な音とリズムの重ね方とかが足りないんです。ああいう雑多なノイズを見事にまとめてリズムとメロディーをつくるサウンドプロダクションが先生の真骨頂なのにねえ。やや散漫な印象を持ちました。しかも、ジャケットもなんだか微妙な九十年代臭がしますな。(そこで例のAAですよ)
ただ例の独特のセンチメンタルなメロディーは健在だし、まあまあのアルバムだとは思いますけど。このひとに限らずある種のテクノに言えることだけど、なんというか真夜中の高速下の街道沿いから煌煌と輝くオフィスビルを見上げるみたいな感覚があるんですよ。そういう感覚はやっぱりよくわかってらっしゃる。本作の13曲目とかね。炸裂する切なさ。うん。要するにテクノというのは都市生活者のフォークなんだ。え?ロキノン風味ですか?よろしい、ならばロキノンだ。みたいな。何言ってるんでしょうか。